ストーリーで人を虜にするビジネスライティング!感情を揺さぶる記事の書き方

 
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こんにちは!

突然ですが、ハリーポッターをご存知でしょうか?

今回紹介する『読まれる文章』と『ハリーポッター』には、切っても切れない関係があったのです。・・・・ということで、今回のお話は、『読まれる記事』です。

人を惹きつける文章のほとんどは実はストーリーが隠れています。コピーライティングを使う上で欠かせないのが実は『ストーリー』なんですね。

人は『ストーリー』に惹きつけられてしまうのです。

今回の記事で、ストーリーがなぜ有効なのかを解説してみたいと思います。この記事を読み終わったあと、あなたのメルマガやブログはかなりガラっと変わるかもしれませんね。

それでは、やっていきましょう。

人はストーリーに惹きつけられる

本 惹きつけられる 世界

私たちは実は『物語』が好きなんです。もう決めつけのような気がしますが、本当に多くの人はストーリーに惹きつけられるのです。

 

古事記もそうですし、神話のように、歴史資料とはまた別のものが昔から残っているのもストーリーが好きだからだと思います。

 

古事記、日本昔話、神話、グリム童話、イソップ物語・・・このように、物語といわれるものは、ずっと残っています。

 

実は、メルマガやブログもストーリーがあったほうが読まれるのです。

 

身近な例としては、『もしドラ』です。「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」という本が爆発的に売れたことがありましたよね。

 

これはドラッカーが書いたゆうめな著書『マネジメント』という、難しい本にストーリーを載せることによって、『わかりやすく』『面白く』伝えることができるのです。

 

普段、手に取らないような本でも、『読んでもらえる』ようになるのです。

 

では、ストーリーはなぜ人を惹きつけるのか簡単にポイントに分けてみたいと思います!

 

興味をもってもらいやすい

知っている話を例に出されたり、ストーリーの中に伝えたいことを含ませることによって、ストーリーに欠かせないアイテムとして興味をもたざるを得ません。

 

『もしドラ』も『ドラッガーのマネジメント』が出てこなければ、意味ないでうからね笑

 

感情移入しやすい

人はストーリーには感情移入してしまうものです。なので、共感や信頼を構築することもできます。

 

共感や信頼感がなければ、ただの説明文になってしまいますよね。つまらない教科書を読むのと同じようになってしまいます。

 

記憶に残りやすい

ストーリー記憶という言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。人は何かを思い出す時にストーリーを使っていることがあります。

 

例えば、落し物をしたときに、どこで落としたのかを思い出すのもストーリーが使われますよね。『最初この店に入って、ここまではあったから・・・』みたいに。

 

また、思い出話をするときもストーリーですよね。ストーリーがあるから覚えているということもあります。人気番組の『すべらない話』なんかもストーリーがありますよね。

 

このように、人間の記憶とストーリーは切っても切れない関係があるのです。

 

じゃあ、ストーリーを入れればいんだね!

ささめきさん

でも、ただストーリーを入れるだけじゃダメなんだ

イチドーくん

ストーリーがあるだけじゃダメ

 

ここまで、ストーリーがいかに人間の興味を引き、記憶に残りやすいかということを紹介してきました。

 

確かにストーリーがあることによって、伝えたいことが伝わりやすくはなります。しかし、そもそもストーリーが成り立っていないといけないのです。

 

例えば、歴史の教科書。

 

時系列で歴史的な出来事が紹介されていますよね。しかし、歴史の教科書を面白がって読む人は、ごく一部です。それに比べて大河ドラマはどうでしょうか?

 

毎回、歴史上の人物のストーリーがドラマ化されたもは、軒並み高視聴率です。

 

このように、歴史の教科書にも確かに『ストーリー』は存在するのですが、ただ単に時系列に並べただけでは、面白くないし、興味をもたれないのです。

歴史の教科書には何があれば、みんな面白かったんだろう?

その答えになるものを紹介していくよ〜

ストーリーのエッセンス(要素)

本

読まれるストーリー、興味をもたれるストーリーは時系列だけでは成立しません。それでは、どのようなストーリー興味がもたれるのでしょうか。実はストーリーには人を惹きつけるエッセンス(要素)というものがあります。

 

それが、『社会性』『感情の動き』『欠落』『価値観』『理想の未来』です。

 

社会性

ストーリーの登場人物や、世界観に社会性がなけらば、共感できません。

 

例えば、めちゃくちゃ態度が悪く、マナーも悪いやつが、まじめに頑張っている人を出し抜いて幸せになるストーリーって面白くないですよね。

 

悪者を描くにはいいかもしれませんが、そこには正義が必要になってきます。

 

感情の動き

人はどうでもいい人のことは、記憶に残りません。好きな人のことって忘れないですし、嫌いだった人のことも覚えているもんです。ただ、どうでもいい人、なんの感情も持っていない人って、すぐに忘れてしまったり、覚えることすらしませんよね。

 

街中でも『めっちゃイケメンがいた』とか、『おもしろい髪型の人がいた』とかは、すれ違っただけでも覚えていますが、他の人の顔は視覚に入っていても覚えていません。

 

感情が動かないと、記憶には残らないのです。

 

欠落がある

人の興味を引くストーリーの登場人物には、何かしら欠落部分があります。性格だったり、体の一部だったり、恵まれない環境だったり・・・

 

というのも、人は完璧ものには、共感しづらいのです。

 

価値観

人は、価値観が合うと共感しやすくなります。趣味がいっしょだったり、将来の夢が同じだったり。出身地が同じというだけでも、かなり仲良くなる確率は高いのです。

 

また、それは、善悪の価値観も同じです。例えば、大人気漫画のONE PIECEには、海賊と海軍が登場しますよね。一般的には、海軍が正義で、海賊が悪なのです。

 

しかし、なぜONE PIECEが大人からこどもまで人気があるのかというと、ルフィや仲間たちの行動や心意気に共感するからです。

 

ルフィたちがやっている行動は正義なんだという価値観が一致しているからこそ読めるのです。

 

理想の未来

価値観とも少し似ているのですが、同じ目的を持った人どうしは共感してもらいやすくなります。また、『最後にはこうなってほしい』や『こうなりたい』という理想の未来を見せることによって、興味をもってもらいやすくなるのです。

 

このように、ストーリーには人を惹きつけるポイントがいくつかあるのです。それでは、実際に『ハリーポッター』にてストーリーの構造を解説してみたいと思います!

 

ハリーポッターと読まれる文章

なんだか、ハリーポッターシリーズの新作っぽい題名にしてみましたが・・・

 

さて、冒頭でお伝えした、ハリーポッターと読まれる文章の関係を説明していきますね。冒頭で、ハリーポッターを出した理由は、人気作品で多くの人が知っているからです。

 

どんな興味がないものも、実はこれはハリーポッターと関係してくるんだよ・・・ということで『興味』が生まれるのです。

 

つまり、ストーリーと同じようなものだと、人のハードルがすごく下がるだけでなく、興味が生まれ、最後まで読まれやすくなるのです。

 

なので、ちょっと説明が難しい文章でも、なにかストーリーを例に出してみてください。

 

きっと完読率がグッとあがるはずです。

 

ハリーポッターはなぜ読まれるのか

物語 要素

今回はストーリーがあると『読まれる文章』になるということをお話しました。では、そもそもなぜハリーポッターがあれほど人気作品になったかというのも少し解説しておきたいと思います。

 

ハリーポッターのような人気作品にはストーリーの型があるのです。それが『神話の法則』もしくは『ヒーローズジャーニー』と呼ばれるものですです。

神話の法則

  • 日常の世界
  • 冒険への誘い
  • 冒険への拒絶
  • 賢者との出会い
  • 第一関門突破
  • 試験、仲間、敵対者
  • 最も危険な場所への接近
  • 最大の試練
  • 報酬
  • 帰路
  • 復活
  • 宝を持って帰還

ハリーポッターもこの流れにそって書かれています。

 

日常の世界

ハリーポッターは最初、自分が魔法使いであることも知らずに過ごしていましたよね。親が死んでしまって、親戚に育てられるも、あまりいい扱いをされません。(欠落)

 

冒険への誘い

ある日突然、魔法学校に入学しなければなくなります。11歳の誕生日を迎え、ホグワーツから入学許可証が送られてきます。

 

そこから、だんだん自分が何者であるのかを知っていきます。(記憶の欠落)

 

冒険への拒絶

最初はわけがわからない状態でしたね。ハリーが『そーか、じゃあいくか!』となっても面白いかもしれませんが、いきなり魔法の世界で学校に行くとなると、どうしていいかわからないものですよね。ハリーも戸惑います。(感情の動き)

 

賢者との出会い

ホグワーツの森の門番・ハグリッドと出会います。彼の登場で、ハリーの心はだんだんとホグワーツへと動き出します。そして、ロンドンのキングズ・クロス駅からホグワーツ特急に乗って学校へ向かいます。

 

ハーマイオニーやロンと仲良くなり、ダンブルドアとホグワーツで出会いますよね。ホグワーツでは、立派な魔法使いになるための厳しい勉強と修行の日々を過ごします。(共感)(理想の未来)

 

第一関門突破

ハリーポッターの第一関門ですが、親戚の家からホグワーツへ向かうところですね。最初は反対されますが、ハグリットのおかげでホグワーツへ向かうことができます。また、ホグワーツ特急は秘密の9と4分の3番線に行かなければいけないのですが、それには、柱に飛び込む必要があります。

 

このあたりも、ハリーが見せる勇気が描かれています。(感情の動き)

 

試験、仲間、敵対者

組分け帽子にスリザリンに入れられそうになったりして、意地の悪いスネイプ先生「闇の魔術に対する防衛術」のクィレル先生と出会ったりしますよね。

 

ハリーにとっての最初のピンチはスリザリンに入れられそうになることでもあります。ここで、ハリー同様スリザリンに分けられるのはちょっと悪いやつという価値観も共有されています。(価値観)

 

そして、今後ストーリーに欠かせない登場人物と出会います。

 

最も危険な場所への接近

クィディッチ試合で、ハリーは箒から落とされそうになったりしながらも、物語は終盤へ。スネイプを疑っていたハリーは、スネイプを追いかけます。

 

そして、辿り着いた最後の部屋でハリーが見たのは、スネイプではなく、クィレルでした。(感情の動き)

 

最大の試練

実はクィレルがヴォルデモート卿の内通者だと判明します。最後はクィレルとの対決です。

 

クィレルはハリーの体に触れただけで火傷を負ってしまい、ハリーを殺せないままに死んでしまいます。ヴォルデモートは体を持たないままの姿で逃げ去ります。

 

報酬、帰路、復活

ハリーと仲間たちは、ヴォルデモートやクィレルからホグワーツを守りました。そして見事優秀な成績をおさめ、グリフィンドール寮は、寮杯を獲得しました。(理想の未来)

 

最後にもう一つ問題が発生します。ホグワーツは一年中いられないので、マグルの世界に戻らないといけないということです。

 

宝をもって帰還

最後はこの1年の経験、仲間との絆で成長したハリーは再び列車に乗ってマグルの世界へ帰っていくのでした。(理想の未来)

 

今回は、『ハリーポッターと賢者の石』で簡単に解説しましたが、ハリーポッターは全シリーズを通しても、神話の法則でで作られていますよね。最大の試練が、ヴォルデモートとの対決だったり。

 

なので、ストーリーに神話の法則が使われていると思いながら、改めて映画を観てみるのも楽しいですよ。

 

まとめ

ストーリーは人を惹きつける!面白いストーリーも法則があるってことですね!

 

ストーリーの構造や、ストーリーが引き込まれる秘密を紹介するとともに、ストーリーを使うと人は興味をもってくれるということ解説してみました。

 

スピーチでも、メルマガでも、何か伝えたいときに、みんなが知っているストーリーを引用してみてはいかがでしょうか。

 

いろいろなビジネスライティングに使えるね!

ささめきさん

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

いちどーくん

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