ブログ記事でうまくニュアンスを表現する方法は?雰囲気を出すライティングのやり方
記事を書いていると、もうちょっとうまい表現があるんじゃないかとか、もっと伝わる書き方があるんじゃないかって悩む
ねこすけ
文章において、名詞と動詞の相性によって読者に伝わるニュアンスが変わってきます。間違いではないけど、もうちょっと相性がいい表現あるよ〜って思うことも!
あ、どうも、神楽だいちです。
ブログを書いているときも、他の人の記事を読んでいるときも『これどっちの意味だろう?』とか『こういう雰囲気なのかな?』と伝わりづらい表現に出会うことがあります。
今回は、ブログ記事でニュアンスをうまく伝える方法について解説していきます。
この記事で意識していると表現の幅が広がるのでぜひ御覧ください。
注意
今回紹介する内容は「間違いじゃないけど、こっちのほうがより伝わる可能性があるよ」という内容です。なのぜ、「絶対この表現のほうがいい」ということではないのでご注意ください
ささめきさん
ニュアンスを伝える秘密は名詞と動詞にあり!
名詞と動詞は求め合う存在です。
まあ、変な書き方してますが、こういった関係のことを「呼応」と呼んだりします。
バトル系の映画やマンガとかアニメが好きな人は「呼応」という方がしっくりくるかもしれませんね。
例えば、アベンジャーズのマイティ・ソーの武器はハンマーですよね?
別にマイティー・ソーが素手で戦おうが、剣で戦おうが変じゃないですが、やっぱりマイティー・ソーにはハンマー(ムジョルニア)が合います。
こんな感覚なので、難しくとらえないでくださいね。
よりニュアンスを伝えるための名詞と動詞の相性
例えば、
「恋が始まる」でも正解ですが、恋には「落ちる」という表現がありますよね?
恋は、始まるというより「落ちる」という表現のほうが呼応しています。(もちろん伝えたいニュアンスによりますが)
もう一つ例をあげると
という表現も決して間違いではないですが、
としたほうが、軽口と相性がいいです。
将棋も「やる」、「する」よりは「指す」ほうが相性がいいです。
中島くんが
というよりも
としたほうが、中島くんに「棋士感」が出ますよねw
雰囲気を出すライティングのやり方
それは、「する」「やる」以外に、使う名詞に合った動詞がないか考えてみることです。
普段何気なく「する」「やる」と使ってしまいがちですが、もっと相性のいい動詞がないかチェックしてみると、より文章に深みがでます。
文章を書いているとどうしても無難な表現を使ってしまい、かえってわかりにくくなるのです。
「僕は洗濯機を動かした」とすると重い洗濯機を運んでるのか、服を洗うのに使ってるのか表現があいまいになってしまいます。
僕たちは普段「洗濯機を回す」と使ってるのでさきほどの文章では「回す」を使うほうが、家事をしている感が伝わるのです。
普段使っている言葉などに当てはめてみるとわかりやすいかもしれませんね。
様々なシチュエーション
- 仕事のブレイクタイムに音楽を聴く
- 仕事のブレイクタイムに音楽をかける
例えば、音楽だったら『聴く』や『かける』という表現があります。
上の2つではあえて「聴き方」を省いています。
動詞を変えるだけで、イヤホンで聴く感じとレコードやCDで部屋に流す感じで違ってきますよね。
次は同じ『かける』で『上級者感』を出してみましょう。
- 来月ピカデリー梅田で映画「KAGURA」が上映される
- 来月ピカデリー梅田で映画「KAGURA」が掛かる
『上映される』は一般的な表現ですよね?
なので、会話では一般的には上映されると使うことが多いですが、『映画が掛かる』と書けばその人に『上級者感』が出てきます。
『淹れる』や『煎れる』を使うことで、インスタント感がなくなくなり、プレスしたりドリップしてカップに注ぐような高級感が出てきます。
これも『点てる』と使うだけで、お茶室をイメージしやすくなるのではないでしょうか?
『ヒカルくんと囲碁をした』でも通じますが、『打つ』ほうが囲碁の経験者感が出ますよね?
このように動詞を変えるだけで言葉のニュアンスだったり人物の特徴だったりを表現することができます。
『〜する』『〜やる』でも伝わる表現は多いですが、呼応する表現を使うとよりニュアンスが伝わることが多いです。
動詞を変えるだけでガラっと文章のニュアンスが変わるので面白いですよね。
僕たちが普段使っていて当たり前に思っている表現でも文章にすると無難な表現にしてしまいがちです。
そんなとき、相性のいい動詞がなかったかを一度チェックしてみてくださいね。
ただし、使いすぎると『通ぶってる感』が出てしまい表現がクドくなるので注意も必要ですがw